つかもと形成外科・創傷クリニック

神戸市垂水区日向二丁目2-4 垂水日向ビル 2F(垂水区役所北側)

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医療脱毛のリスクとは

①やけど

医療脱毛は、レーザーの熱エネルギーを利用して発毛細胞を破壊することで、ムダ毛の再生を防ぐ施術です。しかし、レーザーが高い出力で使用されるため、皮膚表面や毛包周辺の組織に負担がかかり、火傷が発生するリスクを完全に排除することはできません。 万が一、施術後に皮膚の赤み、ヒリヒリ感、水ぶくれなどの火傷の兆候が見られた場合は、速やかに施術を受けたクリニックへ連絡してください。当院では、無料で診察を行い、必要に応じて炎症を抑えるお薬を処方いたします。また、治療後の経過観察やフォローアップも丁寧に対応いたしますので、安心してご相談いただけます。 医療脱毛は高い効果が期待できる一方で、リスクが伴う施術でもあります。安全に施術を受けるために、適切なカウンセリングを受け、施術後のケアについても医師やスタッフの指示を守ることが大切です。不安なことがあれば、遠慮なくご相談ください。

    

~ほくろやタトゥは脱毛照射時はテープで保護いたします~

タトゥーやほくろがある部位は、医療脱毛の施術中にレーザーが強く反応してしまい、火傷の原因となることがあります。そのため、これらの箇所については施術前に専用のテープを使ってしっかりと保護を行います。 保護することで、レーザーの影響を受けるリスクを最小限に抑え、安全に施術を進めることが可能です。特にタトゥーやほくろはメラニン色素が多いため、適切な対処を行うことが非常に重要です。当院では、このような部位に特に注意を払い、患者様に安心して施術を受けていただけるよう徹底した安全管理を行っています。

~剃り残しは火傷のリスクに~

医療脱毛の施術を安全に行うためには、照射部位の剃毛が重要です。施術前日には、脱毛を希望する箇所をしっかり剃毛していただくようお願いしています。毛が残ったままの状態でレーザーを照射すると、毛に含まれるメラニンが熱を吸収し、火傷の原因となるため、施術が行えない場合があります。 ただし、自分では剃毛が難しい部位(Oライン、背中、うなじなど)については、施術時に看護師が無料で対応いたします。無理をせず、ご自身で剃りやすい範囲でしっかり準備をしていただければ大丈夫です。 安全かつスムーズに施術を受けていただくために、事前の剃毛へのご協力をよろしくお願いいたします。不安な点があれば、カウンセリング時にお気軽にご相談ください。

②赤み・ひりつき・毛嚢炎

医療脱毛の施術後、稀に毛穴の周りが赤くなったり、ヒリヒリとした刺激を感じることがあります。ほとんどの場合、時間の経過とともに自然に治まりますが、痛みが強い、毛穴に膿が溜まるといった症状が出る場合もあります。これらは「毛嚢炎」と呼ばれ、毛穴を包む毛包が炎症を起こした状態です。 当院では、万が一に備え、施術後の肌ケア用に保湿剤や炎症を抑える軟膏を事前にお渡ししております。これらを早めに使用することで、多くの症状が改善します。しかし、症状が悪化したり改善が見られない場合は、すぐに当院にご連絡ください。診察や追加のお薬の処方を無料で行い、早期の対応をサポートいたします。 施術後の肌の変化を少しでも気にされる場合は、無理せずお気軽にご相談ください。安全に治療を続けられるよう全力でサポートいたします。

    

~なぜ毛嚢炎は起こるのか?~


毛穴への刺激

医療脱毛で毛根や毛包が破壊される際、毛穴周辺の組織が一時的に炎症を起こすことがあります。

皮脂や汗の詰まり

施術後、皮脂や汗が毛穴に詰まることで、細菌が増殖し炎症を引き起こす場合があります。

皮膚の摩擦や刺激

タイトな衣服や下着による摩擦が施術後のデリケートな肌に負担をかけ、毛穴が炎症を起こす原因になります。

肌の乾燥

脱毛後の肌が乾燥してバリア機能が低下すると、細菌が侵入しやすくなり、毛嚢炎が起こるリスクが高まります。

自己処理の影響

事前の剃毛時に肌を傷つけた場合、そこから細菌が入り込むことで炎症を引き起こすことがあります。

免疫力の低下

体調不良や免疫力が低下していると、通常は抑えられる細菌が増殖しやすくなります。

これらの原因が重なると毛嚢炎が発生する可能性が高くなるため、
施術後の適切なケアが重要です。

~毛嚢炎の対策とは?~


毛嚢炎を予防するためには、医療脱毛後の肌を適切にケアし、炎症の原因となる要素を取り除くことが重要です。以下のポイントを意識して対策を行いましょう。

施術後の清潔を保つ

脱毛後の肌はデリケートな状態になっているため、施術部位を清潔に保つことが大切です。汗をかいた後や外出から戻った後は、ぬるま湯で優しく洗い流し、清潔なタオルでしっかり乾かしましょう。

保湿をしっかり行う

自己処理を行う際には、清潔なカミソリやシェーバーを使い、肌に優しい剃毛を心がけましょう。事前に肌を柔らかくしておくことで、傷つけるリスクを減らせます。

剃毛時の注意

タイトな衣服や下着による摩擦が施術後のデリケートな肌に負担をかけ、毛穴が炎症を起こす原因になります。

異変を感じたら早めに相談

万が一、赤みや腫れ、膿が見られる場合は早めにクリニックへ連絡してください。適切な治療やお薬の処方を受けることで、症状が悪化するのを防ぐことができます。 これらの対策を実施することで、毛嚢炎を防ぎ、安全に医療脱毛を続けることができます。適切なケアと早めの対応で、健康な肌を維持しましょう。

③硬毛化

硬毛化とは、医療脱毛を行った部位の一部で、毛が太く硬くなったり、毛量が増えたりする現象を指します。特に上腕や背中、顎、フェイスラインといった部位で比較的起こりやすい傾向があります。 この現象の正確なメカニズムは未だ解明されていませんが、一部では発毛組織が完全に破壊されなかった結果、毛包周辺の組織が刺激を受けて活性化することで毛が成長しやすくなる可能性があると考えられています。

    

~硬毛化が起きた場合の対応~


医療脱毛後、稀に施術部位の毛が太くなる「硬毛化」が発生することがあります。当院では以下の対応を行い、安心して施術を続けられるようサポートいたします。

追加施術の提供

硬毛化した部位に対し、レーザーを再照射する追加施術を行います。※ご契約プランと回数によって硬毛化保証内容は異なります。

異なるレーザーの使用

硬毛化に適したレーザーを使用し、より効果的な施術を提供します。

期間を置く経過観察

一定期間照射しないという事も選択肢です。患者様の一人一人の状態を確認し、定期的な経過観察を行い、状況に応じて適切な施術プランをご提案しますのでご安心ください。

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