つかもと形成外科・創傷クリニック

神戸市垂水区日向二丁目2-4 垂水日向ビル 2F(垂水区役所北側)

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粉瘤手術の治療法

粉瘤は悪性ではないため、必ず治療しなければならないわけではありません。ただし、自然に消滅することはなく、放置しておくと大きくなったり炎症を起こす場合があります。このような場合は、治るまでに時間がかかり、傷跡も残りやすくなるため、小さいうちに処置することがおすすめです。

手術によって粉瘤を取り除く場合、袋を完全に取り除くことがポイントになります。粉瘤の袋が残ったままだと、再発する可能性があるため、数か月おきに再度摘出手術を行う必要があります。

炎症を起こした粉瘤の場合、強い炎症を伴っているためすぐに手術をすることはできません。まずは皮膚を切開して内容物だけを取り出します。ただし、袋が残ったままだと再発の可能性があるため、あらためて数か月後に再手術を行う必要があります。

神戸で粉瘤の治療・手術の術式イラスト

くり抜き法(へそ抜き法・パンチ法)

傷跡をできるだけ小さくしたい場合に選択する、低侵襲な術式です。
術式の内容:
特殊な器具(パンチ)で粉瘤の中央に数ミリの小さな穴を開け、そこから内容物を絞り出した後、しぼんだ袋を精密に引き抜きます。
メリット:
傷跡が非常に小さく、縫合が不要な場合もあります。顔や露出部など、見た目が気になる部位に適しています。
デメリット:
粉瘤が巨大な場合や、過去に何度も炎症を繰り返して周囲と癒着している場合は、この方法が適さないことがあります。

炎症性粉瘤への処置(緊急時)

粉瘤が細菌感染を起こし、赤く腫れて痛みがある状態を「炎症性粉瘤」と呼びます。

即日切開排膿:
激しい痛みがある場合は、まず局所麻酔下で小さく切開し、溜まった膿を排出する処置(切開排膿)を優先します。
二期的手術:
炎症が強い時期は袋が脆くなっているため、一度膿を出して炎症を落ち着かせ、1〜2ヶ月後に改めて袋を摘出する手術を行うのがもっとも安全で再発の少ない治療フローです。

手術の流れと安心への配慮
当院の手術はすべて「日帰り」で行っております。
局所麻酔:
極細の針を使用し、痛みを最小限に抑えます。
摘出手術:
部位や大きさに応じ、5分〜20分程度で終了します。
術後説明:
摘出した現物(袋)を実際に見ていただき、状態を詳しく解説いたします。

「粉瘤はどこで受けても同じ」ではありません。
傷跡の仕上がりや再発防止には、皮膚の解剖学的知識に基づいた形成外科的なテクニックが不可欠です。しこりが気になったら、まずは当院へご相談ください。

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