【はじめに】「ほくろが多い体質」「急に増えた気がする」と
お悩みの方へ
「生まれつき全身や体にほくろが多い家系でコンプレックスに感じている」「ここ数年で、顔のほくろが急に増えた気がして鏡を見るのがやだ…」というご相談は、形成外科の診察室で非常に多くいただく切実な悩みの一つです。
ほくろが顔や体(背中、お腹、腕など)にめっちゃ多い、めちゃくちゃ増えたと感じると、「何か重大な病気(内臓疾患や皮膚がん)のサインではないか」「このままほくろは増え続けるのか」と不安になる方も少なくありません。知恵袋などのネット相談でも「ほくろが多いと癌になりやすい?」「一気にたくさん取りたいけれど、一度に何個まで取れる?」といった疑問が頻出しています。ほくろの数が多い場合、大切なのはすべてのほくろを闇雲に取る(取り放題などをおこなう)のではなく、まずは専門医の視点で「医学的に注意すべき悪性のもの」と「美容的に改善したい良性のもの」を正しく仕分けることです。
神戸・明石のつかもと形成外科・創傷クリニックでは、日本形成外科学会認定の専門医である院長が、たくさんあるほくろの原因を医学的に解明し、患者様のライフスタイルに合わせた無理のない「計画的な除去治療」をご提案いたします。
なぜホクロが多いのか?
ほくろが日々増える理由と
できやすい人の特徴
人間の皮膚にあるほくろ(母斑細胞母斑)の数は、平均して十数個から数十個と言われていますが、個人の体質や年齢、生活環境によってその基準や数は大きく異なります。
ほくろが多い人・増える理由(なぜ増える)には、主に以下の3つの医学的要素が関係しています。
① 遺伝的素因と細胞の特徴
ほくろの多さは、生まれつきの「遺伝(遺伝子・家系)」が大きく関与しています。ご家族(両親など)にほくろが多い方がいる場合、体質的にメラノサイト(色素細胞)が活性化しやすく、1歳・2歳・3歳の幼児期や、4歳・5歳・6歳・7歳といった子供の時期から顔や体にほくろが増え始めることがあります(子供のほくろが増える原因・子供のほくろが多い知恵袋でもよく相談されています)。
特に「色白(色白の肌体質)」の方は、遺伝的に紫外線の影響を受けやすいため、若い頃から周囲に比べてほくろが多くなりやすい特徴があります。
② 紫外線ダメージの蓄積(光老化)
過去に浴びた紫外線の総量(日焼け、日サロ、部活動など)は、数年後の「ほくろの数」にダイレクトに直結します。
紫外線によって肌のメラノサイトが刺激されると、小さいほくろ(茶色いほくろ)が新しくできたり、既存の薄いほくろが増えたりします。特に日焼けしやすい顔(頬、口周り、唇、目の周り、目元など)や、日焼け止めの塗り忘れが多い腕(二の腕、手の甲、指)、首周り、デコルテ、背中、お腹、太もも、ふくらはぎ等は、気づいたときには「ほくろめっちゃ増えた」状態になりやすい場所です。
③ ホルモンバランスの変化と加齢
(産後・更年期・大人)
10代・20代の思春期や、30代・40代・50代以降の更年期など、人生の節目におけるホルモンバランスの劇的な変化もほくろが増える原因となります。
女性の場合、妊娠中や授乳中、産後(産後にお腹や胸のほくろが増える)はメラニンを刺激するホルモンが多く分泌されるため、一時的に「体と顔に新しいほくろが増えてきた」「お腹周りのシミ・ほくろが増えた」と感じることが多々あります。また、加齢に伴って現れる「黒い点・茶色い点」の中には、純粋なほくろだけでなく、老人性血管腫(赤いほくろ)や脂漏性角化症(いぼ)が混在している(ほくろやシミが多い)ケースが非常に多いです。
ほくろが多い人の印象と部位別の傾向(顔・体・四肢)
ほくろはできる場所によって、外見の印象(チャームポイントや魅力になるか、コンプレックスになるか)や、医学的な対応の優先度が変わります。
【体や首、デリケートゾーンに多い】
摩擦や刺激が気になる部位
首(首にほくろが多い・首の後ろ)、鎖骨、お腹周り、腰回り、脇の下、脇、脇腹、股、太もも、デリケートゾーン(下着や服が擦れるVIO、乳輪、胸周り、胸の下、胸元、玉袋・玉袋ほくろ多い等)など、体(胴体・全身)の特定の場所にほくろが集中することがあります。
体型や衣服の構造上、体の右側や左側に偏ってできることもありますが、これらは日常の動作で「下着やベルト、髭剃り(ひげそり)時に引っかかる・擦れる」といった物理的刺激を常に受けやすいため、炎症や出血を起こしやすいという特徴を持っています。
これって病気?注意すべき
「急に増えたほくろ」と
皮膚がんのリスク
多くのほくろは体に害のない良性のものですが、「ほくろがどんどん増えていく」「体中(身体中)のほくろが最近増えた気がする」という場合、医療機関(皮膚科や当院のような形成外科)での精密な診断が必要なケースがあります。
ほくろが多い人・急に増えた
「悪性(メラノーマ)」への警戒
患者様が最も心配されるのは、「ほくろが多い人は皮膚がんになりやすいのではないか」「ほくろが増えるのはガンの兆候ではないか」という点です。
基本的には、普通の良性のほくろが多発しているからといって、それが直接がんに変わる(がん化する)確率が高くなるわけではありません。ただし、非常に稀ですが、数が急激に増えたように見える「黒い点・赤黒い点」の中に、悪性黒色腫(メラノーマ)などの重大な皮膚がん(ほくろ多い皮膚がん)の初期段階が紛れている可能性があります。
当院では、国際的な診断基準である「ABCDEルール(左右非対称、輪郭がギザギザ、色のムラ、直径6mm以上、急激な変化)」に基づき、一つひとつのほくろを慎重に見極めます。
形成外科専門医が提案する
「無理のない計画的な治療プラン」と
優先順位
顔や体中にたくさんあるほくろを、「一度に取りたい、全部なくしたい」というお気持ちはとてもよく分かります。しかし、一度に数十個ものほくろを闇雲にレーザー除去(取り放題など)してしまうと、術後の広範囲なテープ保護や痛みの管理、お仕事や日常生活(イベントの予定)への影響など、ダウンタイムの負担が非常に大きくなってしまいます。
そのため当院では、専門医の視点から以下のような「無理のない優先順位をつけた段階的な治療」を推奨しています。
優先順位1:悪性の疑いがあるもの(保険適用での切除手術)
診察時におこなう「ダーモスコピー検査(特殊な拡大鏡での皮膚画像診断)」において、わずかでも悪性の所見(形が歪、色のムラ、急な拡大など)が疑われるほくろに関しては、審美的な美しさよりも安全を最優先にし、速やかに健康保険適用(保険診療)による切除手術(切除縫合法など)をおこなうとともに、顕微鏡で細胞を調べる「病理検査」へ提出します。かゆみや痛み、じくじくした汁が出るものも優先的に対応します。
優先順位2:日常生活で「当たる・
擦れる・引っかかる」もの
眼鏡のフレームが当たる顔のほくろ、髭剃りの刃が当たって血が出る顎や口元のほくろ、下着やベルトで慢性的に擦れるお腹や背中のほくろなどは、繰り返す物理的刺激によって将来的に変形したり、炎症(腫れる)を起こしたりするリスクが高いため、早めの処置(炭酸ガスレーザーまたは切除術)をお勧めしています。
優先順位3:ご本人が最も「見た目(外見)」で気にされているもの
病気のリスクや機能的な障害がない良性のほくろに関しては、患者様が最も「コンプレックスに感じている、メイクで隠しづらい」というお顔の中心部などの目立つ部位から順に処置を進めます。良性の黒いほくろであれば炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)、赤いほくろであれば最新鋭の「Vビームプリマ」を用い、形成外科専門医の高度な技術で傷跡が最小限(凹みやクレーターを残さない)になるよう丁寧に施術します。
多いほくろを「きれいに」
管理するために
「数が多いからこそ、一つひとつの傷跡を大切にしたい、肌を綺麗に保ちたい」というのが当院のブレない方針です。
当院では、患者様のライフスタイルやご予算(費用・値段の負担感)に合わせ、「今月は特に目立つお顔のこの3つのほくろを治療し、肌が落ち着いた数ヶ月後に次の部位へ進む」といったように、数回に分けた段階的な治療プランをご提案しています。また、除去後の広範囲な赤みが気になる場合には、当院に導入されている最新鋭レーザー「Vビームプリマ」を併用することで、施術後の赤み(皮膚の赤み)を早期に落ち着かせ、トータルのダウンタイムを大幅に短縮する、形成外科専門医ならではのアプローチも可能です。
【専門医が回答】ほくろが多い・増える悩みに関する
よくあるご質問(FAQ)
ほくろが急に増えたのですが、病院は何科を受診すればよいですか?
皮膚の良性・悪性腫瘍の正確な「診断」と、メスやレーザーによる「きれいな傷跡の治療」の両方を専門とする「形成外科」または「皮膚科」を受診してください。
当院は、日本形成外科学会認定の専門医である院長がすべての患者様を責任持って診察します。「これは本当に普通のほくろか、それとも皮膚がんやシミ、イボなのか」をその場で的確に仕分け(人相学やスピリチュアルな占い、手相の意味ではなく医学的な診断)いたしますので、安心してお越しください。
ほくろが多い体質を改善したり、これ以上増やさない方法はありますか?
最も有効で科学的な予防・対策は「徹底した紫外線(UV)対策」です。
遺伝的な体質そのものを変える(ほくろを増やさない薬やサプリ、ハイチオール等の成分で完全に止める)ことは現代医学では不可能ですが、新しいほくろが増える最大のトリガーである「日焼け(紫外線ダメージ)」は、日々の努力で防ぐことができます。顔だけでなく、腕、首、デコルテなど露出する部位には一年中日焼け止めを塗り、肌のバリア機能を高めるスキンケア(ビタミン、メラノCCなどの適切な使用)を心がけましょう。
一度にまとめて10個以上のほくろをレーザー除去することは可能ですか?
技術的には可能ですが、術後のアフターケアや赤みの範囲を考慮し、当院では患者様と相談しながら最適な「個数」を小分けにして計画的に進めることを推奨しています。
一度に大量の箇所を治療すると、顔中が保護テープだらけになり日常生活(洗顔、メイク、お仕事)に支障が出ることがあります。今月のイベントの予定やマスクの着用の有無などに合わせ、ストレスのない範囲でスケジュール(治療期間)を組んでいきましょう。
まとめ|神戸・明石でほくろが多い・増えたとお悩みなら
当院へ
全身や顔にたくさんあるほくろの悩みは、他人に相談しづらく、「生まれつきの体質だから仕方ない…」と一人で抱え込んでしまいがちです。
つかもと形成外科・創傷クリニック(JR垂水駅・山陽垂水駅からすぐ、明石市・加古川市からも好アクセス)には、神戸市内(垂水区・西区・須磨区など)をはじめ、兵庫県内から多くの「ほくろが多くて悩んでいる」「急に増えた気がして怖い」という患者様がご来院されています。
当院では、ネットの一律な取り放題広告のような簡易的な治療ではなく、形成外科専門医である院長が、あなたの肌にある一つひとつの点を医学的に優しく、かつ厳密に診断(ダーモスコピー精査)し、最も美しく、負担の少ないオーダーメイドの計画的治療を行います。
まずはご自身の肌の状態を知り、安心することから始めてみませんか?どうぞお気軽に当院のカウンセリング(皮膚科・形成外科外来)へお越しください。スタッフ一同、皆様を誠実にお迎えいたします。
院長
塚本 金作
Kinsaku Tsukamoto
