

おしりや股の間、Vライン、あるいは男性の陰嚢(金玉・玉袋)などに「痛いしこりができた」「白いブツブツとした塊がある」とお悩みではありませんか?場所が場所だけに「恥ずかしくて病院に行きづらい」「何科を受診すればいいのかわからない」と一人で抱え込み、市販薬などで様子を見てしまう方が非常に多い部位です。
当院(つかもと形成外科・創傷クリニック)では、プライバシーに徹底配慮した環境で、日本形成外科学会専門医による痛みの少ない日帰り手術(保険診療)を行っています。デリケートゾーン特有の疾患の正体と、その治療法についてロジカルに解説します。
なぜ、おしりやデリケートゾーン(陰部)に
粉瘤が
できやすいのか?
デリケートゾーンやおしりは、体の中でも特に粉瘤(アテローム)が発生しやすく、かつ重症化(炎症)しやすい環境が揃っています。
原因は「不潔にしているから」ではなく、以下のような物理的・体質的な仕組みによるものです。
下着や衣類による慢性的な
「摩擦」と「圧迫」
おしりは座るたびに体重による強い圧迫を受けます。また、股の間やVライン、パンツのゴムが当たる境界線などは歩くたびに激しい摩擦が生じます。この刺激が毛穴の入り口を傷つけ、皮膚の下に「袋(嚢腫)」ができるきっかけを作ります。
蒸れやすく、
細菌が繁殖しやすい
汗をかきやすく通気性が悪い部位であるため、皮膚の常在菌が増殖しやすく、粉瘤が一度できると一気に細菌感染を起こして「炎症性粉瘤(赤く腫れて激痛を伴う状態)」へ悪化しやすい特徴があります。
男性の陰嚢(金玉・玉袋)の
白いブツブツは粉瘤?
「陰嚢石灰沈着症」との違い
男性の陰嚢(玉袋)の表面に、ゴツゴツとした、あるいは真珠のような白いブツブツが何個もできて、驚いて検索される方がたくさんいらっしゃいます。これは粉瘤のほかに、「陰嚢石灰沈着症(いんのうせっかいちんちゃくしょう)」という特有の良性疾患である可能性が非常に高いです。
陰嚢石灰沈着症とは?原因と特徴
皮膚の中にカルシウム(石灰)が沈着して硬い塊ができる良性腫瘍です。
粉瘤と非常に性質が似ていますが、粉瘤のように黒い点(開口部)や悪臭のあるドロドロとした中身ではなく、袋の中に文字通り「チョークのような白い石(カルシウムの塊)」が詰まっているのが特徴です。1個だけでなく、数個から数十個と「多発」することがあります。
絶対にやってはいけないNG行為
「自分で潰す」
粉瘤も陰嚢石灰沈着症も、中の塊を「爪や針で無理やり潰して押し出す」行為は絶対に避けてください。
陰嚢の皮膚は非常に薄く、血流が豊富なため、自己処理を行うと激しい出血を起こしたり、雑菌が入って恐ろしい感染症を引き起こし、玉袋全体がパンパンに腫れ上がって激痛で眠れなくなるリスクがあります。
デリケートゾーン・おしりの
しこりの治療法と費用
(保険適用)
おしりの粉瘤や陰嚢石灰沈着症は、どちらも薬(抗生剤や塗り薬)で石や袋を消すことはできません。完治には形成外科での日帰り摘出手術が必要です。
つかもと形成外科の治療アプローチ
痛みを徹底的に抑える麻酔
デリケートな場所だからこそ、麻酔の注射自体の痛みを極限まで減らすため、当院では細さにこだわった極細針を使用し、ゆっくり時間をかけて麻酔を浸透させます。
手術中は完全に無痛ですのでご安心ください。
複数個(多発性)の一括対応
陰嚢石灰沈着症などでブツブツが何個もある場合、患者様のご負担(スケジュールや費用)を軽減するため、条件が揃えば当日にまとめて一括で摘出することも可能です。
手術費用の目安
(3割負担・保険適用の場合)
デリケートゾーンやおしりの手術は、健康保険が適用される「保険診療」です。費用は「できた場所(露出部か非露出部か)」と「しこりの大きさ」によって国が定めた診療報酬で一律に決まっています。
| 疾患・手術名 | 部位分類 | 費用の目安(3割負担・切除のみ) |
|---|---|---|
| おしり・股の間の粉瘤(非露出部) | 直径3cm未満 | 約3,000円~4,000円 |
| おしり・股の間の粉瘤(非露出部) | 直径3cm以上6cm未満 | 約7,000円~8,000円 |
| 陰嚢石灰沈着症・金玉の粉瘤(非露出部) | 大きさや個数による | 約3,000円~10,000円前後(診察時に確定) |
※上記は純粋な手術費用(1箇所あたり)の目安です。このほかに初診料・再診料、処方箋料、病理検査費用(お取りした腫瘍が悪性でないかを顕微鏡で調べる検査)などが別途かかります。
つかもと形成外科・創傷
クリニック 塚本院長から
患者様へメッセージ
おしりや性器周辺、陰嚢といった部位のできものは、誰にも相談できず、ネットの画像や知恵袋を見ては「恐ろしい病気なのではないか」と毎日不安に苛まれている方が少なくありません。まずお伝えしたいのは、「恥ずかしがる必要は、1ミリもありません」ということです。
私たち形成外科医にとっては、おしりも陰嚢も、顔や背中と全く同じ「治療すべき皮膚・皮下組織」の一つに過ぎません。毎週のように同じお悩みを持つ患者様を当たり前に診察し、綺麗に治しています。
当院では、診察時や手術時もお着替えや患部の露出を必要最小限にとどめ、プライバシーを厳守した個室環境で、患者様の自尊心と安心を第一に考えた対応を徹底しています。我慢して放置し、パンツのゴムで擦れて擦れて大爆発(破裂)してしまう前に、どうぞ安心の医療を頼って垂水駅すぐの当院へご相談ください。
院長
塚本 金作
Kinsaku Tsukamoto